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2014年10月14日火曜日

いろんなものを抱えながら前向きに生きる-『ゼロ-なにもない自分に小さなイチを足していく』



同じ世代として人間として、ホリエモンの存在に対して、ずっと興味を持っていました。かつては派手なパフォーマンスや刺激的で挑発的な発言によって、メディアに取り上げられ、時代の寵児とまで呼ばれていました。それが一転して犯罪者となり世間のバッシングを受けましたが、刑務所の中でさえも、ホリエモンは多くの話題を提供し、本まで出していました。ライブドアの株を買って損をした人は別かもしれませんが、今なお、世間から注目され、多くの支持者がいるのはなぜでしょうか?

既成概念に囚われず、既得権益に果敢に挑む姿勢は、ある人々から見れば脅威であり、じゃまな存在だったのかもしれません。また、メディアの報道を表面だけ見て、ホリエモンが傲慢な金の亡者だと思っていた人々もいたでしょう。僕は、ホリエモンを突き動かす力の源が何なのか、とても興味がありました。ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏を突き動かした原動力は「怒り」だったと言います。

ホリエモンの半生はこの本を読めばよくわかります。これまでのメディアが作り上げたホリエモン像とは違った側面が見られます。離婚して息子ともう会えない現実を突きつけられ、無邪気な笑顔を見せる息子の写真を手にしたときのホリエモンの言葉が印象的です。

写真を持つ手が震え、膝が震える。もう二度と、この子に会うことはできない。会ってはいけないと、理性の顔がそう言っている。しかし、感情は大きく揺さぶられる。自分が失ったものの大きさに、打ちのめされる。
そして続けて彼が書いた言葉も心に突き刺さりました。
孤独だから、寂しいからといって、他者やアルコールに救いを求めていたら、一生誰かに依存し続けることになる。この孤独は、僕が自分の責任で引き受けなければならないものなのだ。
 自分の弱さをさらけ出したこの本こそ、彼の強さを感じさせるものでした。


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2014年10月9日木曜日

コモディティになるな!-『僕は君たちに武器を配りたい』



高度成長期には一億総中流と言われ、日本は最も成功した社会主義国だと揶揄されるほど、他の国に比べて日本は平等でした。それが、バブル経済とその崩壊後の長引く景気の低迷と、その間に進められた規制緩和によって、格差社会へと変質しました。実力主義、成果主義と言えば聞こえはいいですが、正規雇用と非正規雇用との格差や、正規雇用のポジションを獲得できたとしてもかつてのような終身雇用は期待できなくなりました。IT技術の進歩が経済のグローバル化を加速させ、今では製造業だけでなく、サービス業も拠点を海外にシフトさせ、日本人といえども同種の仕事のできる外国人と競争しなければならなくなりました。

こうした厳しい競争環境の中で生き抜いていくためには、自分自身が「コモディティ」にならない必要があります。この本はこうした社会の厳しい現実を噛み砕いて解説し、「コモディティ」にならないための考え方を提示してくれています。

最近は人手不足が顕在化していて、工事現場や外食産業などでは、人手の確保に苦労していると聞きます。こうした業種は「コモディティ」ではありますが、どんどん時給が上がっているようです。その一方で、普通のサラリーマンの給料はさほど上がっていないようです。そう考えると、プロフェッショナルやクリエイティブな仕事ができる人は別格として、肉体労働を苦にしない人は一定のニーズがありそれなりの報酬を得ることができますが、差別化できない事務職はこれからどんどん苦しい立場に置かれることになるでしょう。また、プロフェッショナルの中でも例えば弁護士や公認会計士などは、かつては難関資格として希少価値があり、ある程度の報酬も約束されていましたが、いまは合格者数が増え、資格だけではコモディティに近いものになっています。

この本を手にとって、この世の中を生き抜いていくための武器を手にしましょう。


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2014年10月5日日曜日

弱った心を奮い立たせる-『憂鬱でなければ、仕事じゃない』



この本は、各節の冒頭に幻冬舎社長の見城徹氏の自筆の言葉が書かれており、その言葉について見城氏とサイバーエージェント社長の藤田晋氏がそれぞれコメントを付けるというかたちで構成されています。

ブログを中断する前にも紹介した本ですが、見城氏の言葉の中から、ビジネスパーソンとして生きていくうえで、心を奮い立たせ、背中を押してくれる言葉がたくさん見つかると思いますので、切り口を変えて改めて記事にしました。

この本のタイトルにもなっている「憂鬱でなければ、仕事じゃない」。

見城氏は朝起きて手帳を開いたときに、憂鬱なことが三つ以上ないとかえって不安になると言います。「楽な仕事など、大した成果は得られない。憂鬱こそが、黄金を生む。」というのがその理由だと言います。「サザエさん症候群」という言葉があるように、日曜日の夜になると憂鬱になる人も多いと思いますが、困難を楽しめる人こそが成功を手にすることができるということなのでしょう。

「小さなことにくよくよしろよ」
「スムーズに進んだ仕事は疑え」
「苦境こそ覚悟を決める一番のチャンス」
「ノー・ペイン、ノー・ゲイン」

いずれの言葉も、悩み苦しむことが成功への道だという、見城氏の仕事観を現しています。

そして、僕が一番気に入っているのが、「これほどの努力を、人は運という」。

多くの成功者は、成功の秘訣を運と言って謙遜しますが、その裏には人には想像もできない努力や苦労があったはずですし、逆に人の成功を運のおかげだと言ってしまえば、そこから学ぶものもなくなってしまいます。

日曜日の夜にこの本を読めば、少しは元気が出てくるのではないでしょうか?


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2014年9月28日日曜日

自分らしくあるために-『孤独であるためのレッスン』



一般的に「孤独」という言葉にはネガティブなイメージがありますが、本書は「孤独」を肯定的に捉え、むしろ積極的な意義を認めています。本書の冒頭で著者は「孤独」について次のように宣言しています。

孤独は、決して避けるべき否定的なものなどではない。
孤独は、現代をタフに、しなやかに、クリエイティブに生きていくために不可欠の”積極的な能力”である。
 今はスマホなどで絶えず誰かと繋がっていないと不安になる若者がいて、一緒にランチのできる仲間がいないとストレスになり会社に行けなくなるOLがいたりするといいます。本書は、孤独になることに不安を抱きながらも、無理な人間関係の煩わしさに心を擦り減らしている人々に対して、孤独を肯定的に捉え、本来の自分を取り戻すきかっけを与えてくれるでしょう。

一般的には、ひきこもりやフリーター、パラサイトシングルなど、ひとりでいる人々に対して、社会性に問題があるという見られ方をされ、世間から冷たい視線を向けられます。学校教育の現場では子供の社会性、協調性を求めるあまり、かえって子供達を追い込むことになっているといいます。画一的な社会性よりも個性を認める社会になれば、ひとりでいる人々が追い詰められることなく、自分を肯定的に受け入れることができ、社会生活を自然に送れることができるのではないでしょうか。

社会の中で生活していくためには、嫌な人間関係にもある程度柔軟に対処していく必要がありますが、一方で、周囲に対してうまく適応してばかりいると、自分自身を見失い、訳がわからなくなってしまうことがあります。こうして僕がブログを始めようと思ったのも、日常生活に埋没せず、仕事から離れて自分自身をしっかり見つめたいという動機からです。

本書では「肯定的な孤独」となるために必要な「八つの条件」を紹介しています。詳細は割愛しますが、いずれもこれまでの自分を追い詰めていた先入観から自己を解放し、人生について新たな視点を提示するものです。さらに本書は「真の孤独」について、次のように語っています。

真の孤独とは、(中略)「人はみな、ひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」という絶対的な真実をしっかりと踏まえ、自分の人生の道を歩んでいくことなのです。
 環境に適応しようとするあまり、自分自身を喪失し、自分自身を喪失しているから人と繋がっていないと不安になるという悪循環に陥ってしまいがちです。絶えず人と繋がっていたい、傷つくのが怖いという感情が、恋愛の場面では「多重恋愛」か「共依存恋愛」かの両極端に現れるといいます。そこで自己を回復するために、あえて一定期間、人間関係を遮断する時間を持つことが必要だというのです。

僕は本書の中で引用されていた、「自分の一日の三分の二を自分のためにもっていない者は奴隷である」というニーチェの言葉に衝撃を受けました。このままずっと働いて、その先に何があるのかという漠然とした不安を抱き、どうすれば経済的自由を得ることができるかについて最近考え始めていた僕の心に、ストレートに突き刺さる言葉でした。生活のために仕方がないが、では自分の人生とは何なのか、すぐに答えが出る問題ではありませんが、自分らしくあるために孤独を恐れない気持ちを大切にしたいと思いました。


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豪快なアニキが元気を与えてくれる-『大富豪アニキの教え』



人間のメンタルというものは良くわからないもので、なんとなく気分が沈んでいて、何もやる気がしない軽いウツのような状態のときに、偶然この本を手にして読んでみたところ、一気に読破してしまい、その後気持ちが復活してきました。

ストーリーは、冴えないサラリーマンの若者がバリ島で成功した日本人「アニキ」を訪ね、そこで数日滞在しては日本に帰国してアニキから学んだことを実践していくということを何度も繰り返すことで成長していくというもので、アニキの教えとして書かれている内容は、他の自己啓発本にもよく出てくるもので、特に目新しさはありません。

それでもこの本が他の自己啓発本と違ったのが、描かれている「アニキ」のキャラクターが豪快すぎて、アニキの繰り出すコテコテの関西弁に妙に親しみを感じさせるものだったところです。心が疲れているときには、あまり難しい本も、重い内容の本も読めませんので、ユーモアのあるこの本は、そんなときに自然と元気を与えてくれるものでした。

人生を切り拓いていくためには、まずとにかく行動すること、それから短期的な利益を求めず、人の役に立つことでいずれそれが自分に帰ってくることを信じるのが大切だと、この本は改めて感じさせてくれました。


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2013年9月8日日曜日

企業の中で資格を活かす-これからの士業のあり方

弁護士や公認会計士の合格者が増え、有資格者の就職が難しいという話をよく耳にしますが、その理由として、当初期待されたように企業内専門家としての就職が進んでいないことが挙げられます。僕は公認会計士と税理士の資格を持っていますが、会計事務所や監査法人に勤めたことはありません。はじめから資格で食べていこうとは思っていませんでした。

公認会計士という資格は、監査業務を独占的にできる国家資格ですが、そのことの価値がどれくらいあるかと言われると、そんなに高いものではないと感じています。監査業務の対象は大企業なわけですから、個人で独立して事務所を開業しても、監査で食べていくことはできないでしょう。一般的には、試験に合格すると監査法人に就職することになります。それは、普通のサラリーマンになることになることを意味します。もちろん監査に行けば、クライアントからは新人であっても「先生」と呼ばれるかもしれませんが、別に尊敬されているわけではありません。監査法人で出世するために重要なことは、専門的な知識ではなく、営業力であり、いかに優良なクライアント獲得するかがパートナーの最も重要な使命になります。このことは独立しても同じことです。つまり、資格で成功するためには、専門的な知識以上に営業力が求められるのです。

ここで、なぜ弁護士や公認会計士などの難関資格合格者の企業への就職が進んでいないのでしょうか?僕は、企業と資格保有者との間に大きな認識のギャップがあるためではないかと思います。このギャップとは、企業からすれば試験の合格しただけの有資格者は、それだけでは即戦力にはなり得ない一方で、有資格者からすれば、苦労して多大な費用と時間をかけて試験に合格したのに一般社員と同等条件で入社するのでは割が合わないと考えるところにあります。

したがって、これは僕の考え方ですが、まずは資格そのものには大した価値はないと割り切った上で、資格取得の過程で学んだことを自分の強みとして、企業の中でスペシャリティのあるジェネラリストを目指すというのが、これから求められる士業のあり方ではないかと思います。外部の専門家を使いこなすためには、一定の専門知識は必要ですし、逆に外部の専門家では企業の戦略に沿った主体的な提案を期待することはなかなか難しいのが実情です。また、専門的知識の裏付けのない事業戦略は実行可能性に問題が出てくる可能性もあります。そこで、専門性を持ったマネジメントは、これからより企業に求められる人材ではないかと思います。

そこで気を付けなければならないことは、公認会計士の資格を持っているから経理要員として採用されるということは、できるだけ避けた方が良いということです。それでは単なる専門家にしかなれません。財務的な素養は、経理部以外でもいろんな場面で使うことができるはずです。はじめから資格を活かそうと考えるのではないく、事業そのものに携わる中で、財務的な素養を活かしていくということを目指すべきでしょう。

ただ、そのための大前提としては、資格取得のためにあまり時間をかけないということが重要になります。ある程度若くないと企業での採用は難しいでしょう。そもそも、今の資格制度では、資格は独立開業のためのフリーパスでも何でもないので、余程の事業ビジョンや信念がない限り、会社を辞めたり、何年もフリーターをして資格取得を目指す程の価値はありません。一方で、資格がなくてもそれなりのキャリアを持っていれば、転職市場では資格保有者より高い価値が付きます。難関資格の取得にはそれなりの時間と費用がかかるだけに、単なる憧れだけでなく、資格取得後の現実を見据えた上で資格取得を目指すべきです。

資格取得を考える上で、こんな本も参考になります。




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経済界と文学界の重鎮が語る人生論-『何のために生きるのか』


何のために生きるのか?

誰もがこうした疑問を持ったことは一度や二度ではないと思います。そこに論理的な答なんてなくて、何を信じるかで「生きる目的」というものは決まってくるのではないでしょうか。でも良く考えてみると、こうした疑問を持てること自体、恵まれた環境にいるのかもしれません。

本書では稲盛和夫氏と五木寛之氏との対談という形態で話は進んでいきますが、お二人はともに昭和7年生まれということで、幼少時代にとても苦労されています。とにかく生きるために必死で、大人が動けないときには親兄弟を守るためには子供が働かなくてはいけないという環境は、苦労こそあれ、悲惨なものだとは思わないと断言されています。インドや東南アジアの子供たちはとても貧しくとも、目がきらきらと光っているのに対して、今の日本の多くの子供たちは経済的には恵まれていますが、閉塞感の中で、目が曇っているように感じます。

稲盛氏はこう語っています。
今のお話をうかがっても、子どものころの苦労とか厳しい災難というのは、人間をつくってくれるのではないかという気がしますね。それに比べて、今みたいに豊かで、子どもを蝶よ花よと持ち上げて苦労させないというのは、ほんとは幸せじゃないのかもしれない。そういう感じがします。
また、今の日本社会では、いのちが軽くなっていて、その根本的な原因はこころが乾いていることろにあると五木氏は語っています。

今の日本では、人は簡単に自殺をしてしまい、また他人を殺してしまう時代になってしまいました。五木氏のいう「こころの乾き」を癒すのは道徳や宗教、倫理観といったものになると思いますが、そうしたものは教育の中から排除されてきました。ここでまた、稲盛氏の言葉を引用します。
家庭の問題、学校の問題、会社の問題、経営の問題と、これだけ目まぐるしく変化する社会ですから、こころに思うことは山ほどあります。ところが、生き方の規範を持たず、心が十分に整理されていないがために、会社からリストラされたというような予期せぬ事態に直面すると、必要以上に慌てふためいてしまいます。
昔の人は困難に直面しても見栄やこだわりを捨てて裸一貫でやり直すことができたかもしれませんが、今の人は、すぐに思いつめてしまって自ら命を絶ってしまう、とても不幸な時代になってしまったと思います。

僕自身も困難な問題が重なったときは精神的に辛い状態になることはありますが、そんなときに仏教に関する本を読むと、気持ちが整理されて楽になることがあります。辛いときというのは、考えなければならないことより考えても仕方のないことばかり考えてしまい、堂々巡りになって、挙句の果てに精神的に疲弊してしまうことになります。こうした悪循環からこころを解放するためには、仏教の「物事に執着しない思想」が僕にはしっくりきました。まだまだ不十分ではありますが、こころに一つのしっかりした軸を持ち、それ以外のものへの執着をなくすことができれば、どんな問題でもしっかりと受け止めることができるようになるのではないでしょうか。

人生の目的について、稲盛氏はこう語っています。
私の人生の目的は、死を迎えるときに、私の”たましい”がさらに磨かれて美しくなっているのかどうか。それだけが人生の目的だと思うものですから、あらためてこの人生のなかで自分のたましいを磨いていくことをしようと思っているんです。 
運命というのはこころによって変えられると思っているのです。そのこころが信念にまで高まったものであれば、それによって運命は変えられる。
こころの持ち方で人生は変わってきます。本書をきっかけに、自分なりの人生哲学を模索してはいかがでしょうか?



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2013年9月3日火曜日

今の仕事に疑問を感じたときに読む本

以前、会社で1、2年目くらいの若手社員向けの研修で、キャリアプランについて語るコマを担当していたことがありました。そのときに強調していたのが、「最初の3年間は余計なことを考えずに、とにかく目の前の仕事をバカになってやり切れ。」ということです。

特に社会人になったばかりの時期は、批判的精神を持って冷めた目で仕事に取り組むより、バカになって何も考えずに目の前のことに没頭する方が、社会人として成長する、というのが僕の実感です。

就職活動中は限られた情報の中で、自分で勝手にイメージを膨らませがちですが、いざ社会人になるとイメージと現実とのギャップに失望してしまうかもしれません。そこで思っていたものと違うと考えてすぐに転職するのも一つの考え方かもしれませんが、僕はせっかく縁あって入社した会社から何も学ばずに辞めてしまっては、それまでの時間が全く無駄になってしまうと考えてしまいます。

将来どんな経験が役に立つのかなんてわからないわけですから、若いうちは遠回りに見えることでもやってみると思わぬところでその経験が役に立つことがあるかもしれません。経験を活かすかどうかは自分次第なのです。

SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏の著書、『何のために働くのか』の中に丁度いい言葉がありますので紹介します。
もし本気で自分の天職を見つけたいという気持ちがあるのなら、まず与えられた仕事を素直に受け入れることです。そして、熱意と強い意思を持って、一心不乱にそれを続けていく覚悟が必要だと思います。
僕自身も若手と呼ばれていた時期は、こんなはずじゃないと思い、毎日悶々としながら仕事をしていましたが、今考えれば、どんなにつまらない仕事でも問題意識を持って取り組めば、将来役立つ経験になるということがわかります。

今の仕事に疑問を感じたときに、この本を読んだ上で自分の天職について考えてみてはどうでしょうか?



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2013年8月22日木曜日

自由に生きるための武器となるのが教養です-『武器としての決断思考』

この本は、ディベートの方法論からロジカルシンキングへと話をつなげ、自分の人生を自分で決める生き方、自由な生き方のために教養が必要であると主張しています。大学生向けの講義がベースとなっているため、具体的な題材が多く取り上げられていてわかりやすい反面、冗長なところもあります。ただ、そのため軽く読める内容ですので、モチベーションが低いときに読むとちょうど良い刺激になると思います。以下、気になった点を抜粋します。
最近、丸の内のビジネスマンが、「早朝ドラッカー勉強会」を開いている光景を何度か目撃しましたが、ドラッカーの『マネジメント』をみんなで穴の空くほど読み込んだところで、マネジメント能力が上がるなんてことはありません。 
厳しいことをいえば、そうやって得た「知識(資格)」を、なんらかの「判断」、そして「行動」につなげられなければ、なんの意味もないのです。
なかなか厳しい指摘ですが、正にその通りだと思います。本で得た知識を実践の中で使わなければ意味がありません。
「いろいろな意見があってよくわからないから、とりあえずそのままにしておこう」と問題を先送りすることがありますが、実は情報をコントロールするような人はそれが狙いだったりします。 
バカをよそおって、知らないフリをして、話全体を自分の知りたい方向性に持っていくのが、優秀なディベーターの条件になります。
なかなか、高等テクニックですね。ディベートの際には見習いたいものです。
どういう生き方を望むか―。
ずっと何かに頼って行く生き方を望むのか?
それとも、自分の人生は自分で決めるという、困難ではあるけど自由な生き方を望むのか?
後者を望むのであれば、ディベートをはじめとする一般教養は、あなたの大きな武器になるでしょう。
人間を自由にするのが、学問本来の姿なのです。
人生の中で自分で考えることの大切さを再認識しました。年を重ねるにつれて、教養のなさを痛感し、学生時代には軽視していた勉強をやり直したくなってきます。



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2013年8月17日土曜日

新しいキャリアのあり方を考える

僕が社会人になったのが1995年。その当時はバブル経済が弾けた後で、それまで先送りしようとしてきた不良債権をようやく本格的に処理しようとし始めた頃で、大手銀行が始めて赤字決算をして話題になりました。

そこから今までを振り返ると、世の中が大きく変わってしまいました。もはや大企業に就職することは何の保証にもならない一方で、大学を卒業しても正社員になることがとても難しい時代になりました。世界の中での日本の経済的地位が低下していく中、経済のグローバル化が進み、日本人は日本国内での競争だけではなく、新興国の人達とも競争していかなければならなくなりました。国の財政は逼迫し、将来の年金も宛てにできず、60歳定年どころか、70歳を過ぎても収入を得ていかなければ生きていけなくなるかもしれません。

それだけ世の中が変わっているにもかかわらず、働き方やキャリアに対する意識を変えることができず、将来の不安を感じつつも現状にしがみつこうとしている人も多いのではないかと思います。普通は、変化することがリスクと考えがちですが、これだけ世の中が変化していると、変化しないことの方がリスクと言えるでしょう。

僕自身を振り返ると、大手銀行からキャリアをスタートし、30代のはじめまでは何度も転職を繰り返しながら、いろんな経験を積み、キャリアアップしてきたと自負していましたが、結婚し、子供ができ、責任が重くなるにつれて、転職への経済的ハードルが高くなってきたと感じます。今はそれなりに満足していても、このままでいいのかとふと考えてしまうことはあります。

そんなときに、ちきりんさんの『未来の働き方を考えよう』を手にしました。いわゆる「常識」から離れ、ゼロからキャリアを見つめなおすきっかけとして、この本はおすすめです。終章で紹介されている、自分オリジナルの人生を手に入れるための重要なステップを紹介します。
ステップ1.手に入れたい人生を明確にしよう! 
ステップ2.複数の将来シナリオをもとう! 
ステップ3.市場で稼ぐ力をつけよう!
 詳しくはこの本を読んでみてください。きっといろんな発見があります。



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2013年8月14日水曜日

疲れた心を癒してくれる一服の清涼剤

加藤諦三先生にはこれまで何度も助けられました。といっても、あくまで著書を通じての話ですが。

具体的な悩みがあるわけでもないのに、心に疲れを感じることがあります。自覚しているうちはまだ大丈夫なのだろうと思いながらも、思い心をひきずりながら小手先で仕事を凌いでいると、どんどん心の疲労が溜まっていきます。

これがひどくなると「うつ」になるのでしょうが、幸いこれまで何とかやり過ごしてきました。その時にお世話になったのが加藤先生の著書です。

読んでいくと心に突き刺さる言葉もたくさん出てきますが、だんだん自分を肯定できるようになってきます。この本の中で印象に残った言葉を書き出しました。
心の病弱な人は生きているだけで偉い 
葛藤は重荷となって心を疲れさせる 
自分の不幸を嘆く人のまわりに人は集まらない 
「不幸」は偽装された憎しみ  
「不幸」は「愛してほしい」という心の叫び 
自分を抑えすぎるから、生きることに疲れる 
人類を愛することはやさしいが、隣人を愛することは難しい 
体の怪我は見えるが、脳の怪我は見えない 
「元気を出せ」は生きる気力を奪う言葉 
周囲の人に迷惑をかけても、とくかく休もう 
惨めな人間関係の牢獄から逃れよう 
生きるエネルギーを回復すれば世界は違って見える 
自分のためだけの一日を実行する
ものすごく気分が沈んでいて、何もする気にならなかったときに、「心の病弱な人は生きているだけで偉い」という言葉を見つけました。目にした瞬間、思わず涙が出てきて、そのあとで心がスーッと軽くなった経験があります。誰かに癒しの言葉を掛けてほしかったのだと思います。

ストレスの多い時代ですから、ときには心を休めることも必要ですね。



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2013年7月27日土曜日

気分が沈んだときの対処法

日曜日の夜になると何となく気分が沈んでくることがあります。こうした現象は「サザエさん症候群」と呼ばれることもあります。

そんなときの対処法として僕が一番効果的だと感じていることは、泣くことです。感動した本やマンガ、動画などを見て涙を流すと、すっきりした気分になります。本を読むほどの気力がない場合は、You Tubeで「泣ける話」で検索すると結構泣ける動画が出てきます。鉄拳のパラパラ漫画「振り子」を見て何度も泣きました。

少し本を読む気力が残っているときにお勧めなのが、木村晴弘著の『涙の数だけ大きくなれる!』です。ひとつひとつの話はとても短いので読みやすく、感動できる話がいくつもあります。


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