2013年9月3日火曜日

今の仕事に疑問を感じたときに読む本

以前、会社で1、2年目くらいの若手社員向けの研修で、キャリアプランについて語るコマを担当していたことがありました。そのときに強調していたのが、「最初の3年間は余計なことを考えずに、とにかく目の前の仕事をバカになってやり切れ。」ということです。

特に社会人になったばかりの時期は、批判的精神を持って冷めた目で仕事に取り組むより、バカになって何も考えずに目の前のことに没頭する方が、社会人として成長する、というのが僕の実感です。

就職活動中は限られた情報の中で、自分で勝手にイメージを膨らませがちですが、いざ社会人になるとイメージと現実とのギャップに失望してしまうかもしれません。そこで思っていたものと違うと考えてすぐに転職するのも一つの考え方かもしれませんが、僕はせっかく縁あって入社した会社から何も学ばずに辞めてしまっては、それまでの時間が全く無駄になってしまうと考えてしまいます。

将来どんな経験が役に立つのかなんてわからないわけですから、若いうちは遠回りに見えることでもやってみると思わぬところでその経験が役に立つことがあるかもしれません。経験を活かすかどうかは自分次第なのです。

SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏の著書、『何のために働くのか』の中に丁度いい言葉がありますので紹介します。
もし本気で自分の天職を見つけたいという気持ちがあるのなら、まず与えられた仕事を素直に受け入れることです。そして、熱意と強い意思を持って、一心不乱にそれを続けていく覚悟が必要だと思います。
僕自身も若手と呼ばれていた時期は、こんなはずじゃないと思い、毎日悶々としながら仕事をしていましたが、今考えれば、どんなにつまらない仕事でも問題意識を持って取り組めば、将来役立つ経験になるということがわかります。

今の仕事に疑問を感じたときに、この本を読んだ上で自分の天職について考えてみてはどうでしょうか?



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