2013年7月31日水曜日

「慰安婦少女像」がロス近郊に設置されたことに憤りを感じます

7月30日にロス近郊のグレンデール市中央の公園に従軍慰安婦を象徴する少女の像が設置され、除幕式が行われました。このことは私たち日本人にとって大変屈辱的な出来事です。

そもそも慰安婦問題について、韓国による情報戦に対して日本政府が有効な対抗措置を取ってこなかったために、事実でないことが事実として定着しつつあります。


平等院鳳凰堂の大改修

十円玉の絵柄にもなっている、京都府宇治市の平等院鳳凰堂は現在大改修工事中です。

今年のゴールデンウィークに行ったときには、こんな感じで中は全く見れませんでした。



この大改修について、研究者の間で賛否の声が沸きあがっているようです。


2013年7月30日火曜日

日銀総裁:消費税引き上げで「日本経済の成長は大きく損なわれない」

Bloonbergの配信記事によると、7月29日午後の講演で、日銀の黒田総裁は消費税率引き上げについて、「日本経済の成長が大きく損なわれるということにはならない」との見方を示したようです。さすがは財務省出資の黒田総裁ですね。しっかり財務省の筋書きに沿った発言をしています。

消費税引き上げに反対するエコノミストは、1997年4月に消費税率が3%から5%に引き上げられたとき、大きく景気が後退したことを引き合いに出します。一方消費税引き上げに賛成するエコノミストは、1997年の景気後退は消費税率引き上げが原因ではなく、アジアの通貨危機やその後日本で起こった金融危機によるものだと主張しています。官庁エコノミストは、当然後者の見解をとっています。

さて、一体どちらが正しいのでしょうか?

2013年7月29日月曜日

サッカー東アジアカップ日韓戦での残念な出来事

昨日行われたサッカー東アジアカップの日韓戦で、韓国サポータが日本を非難する横断幕を掲げるという残念なことがありました。横断幕にはハングルで「歴史を忘却した民族に未来はない」と書かれていたといいます。これは日本の歴史認識に対する非難を意味していることは明らかです。一方韓国メディアは「旭日旗での応援はFIFA規定違犯の疑いがある」と指摘しているようです。これは言いがかりに過ぎませんが。

韓国がスポーツの試合に政治的メッセージを持ち込みのは今回に限ったことではありません。ロンドンオリンピックのサッカーでも、日韓戦で韓国の朴鍾佑選手が竹島の韓国領有を主張するメッセージを試合後に掲げていたことは記憶に新しいでしょう。


ブログのアクセス数を増やすために読む本

『あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方』 OZPA著 秀和システム

Bloggerでブログを始めてまだ、1週間も経っていないとはいえ、アクセス数がなかなか増えません。そこで本屋で手にしたのがこの本です。

この本はアフィリエイトなどでいかに稼ぐかというものではなく、純粋にいかに多くの人に自分のブログを読んでもらい、また自分の世界を広げるかという視点で書かれています。そのため、意外とハウツー的な話は少なく、心構えや意識の持ち方に多くのページが割かれています。

はじめはブログを書くこと自体が楽しいと思っていても、アクセス数が増えないとモチベーションの維持が難しくなってきます。この本の良いところは、軽い口調で読みやすく、読んで前向きな気持ちになれるところです。

アクセス数を増やすノウハウはネット上にも溢れるくらいありますが、初心者ではなかなかその意味や優先順位がわかりません。この本は、そうした情報を集める上での羅針盤になります。


人気ブログランキングへ

2013年7月28日日曜日

「韓国、呉善花氏の入国拒否」の報道について思うこと

産経新聞から7月28日7時55分に配信された記事に、「韓国、呉善花氏の入国拒否」というものがありました。呉善花さんは、韓国出身ながら歴史問題では韓国に厳しい論調で、数多くの書籍も出版されている方です。

韓国にとっては都合の悪い存在なのかもしれませんが、個人の思想信条だけで一民間人の入国を拒否する韓国の姿勢は、おそよ近代的な民主国家とは言えないものだと憤りを感じました。

一昨年前には当時野党だった自民党の国会議員が鬱陵島を視察しようとして入国を拒否されました。歴史を捏造し、反日教育でしか国家のアイデンティティを保てないこの国と、「話せばわかる」という日本的精神で友好関係が築いていくのは難しいでしょう。


人気ブログランキングへ

2013年7月27日土曜日

『不格好経営』 南場智子

『不格好経営』 南場智子 日経新聞出版社

この本は、DeNA創業者の南場智子さんによる、DeNAの創業から今日までのドタバタ劇を綴ったものです。

ハーバードのMBAを取り、マッキンゼーのコンサルタントとして活躍していた南場さんが、いざベンチャー企業を立ち上げてみると、コンサルタントの視点では見えなかった問題が次々と起こり、創業メンバーを始め、多くの人の助けに恵まれながら、成功することができたという、心温まる話でした。

一定の成功を収めた後で振り返るから、冷静な分析もでき、笑い話にもなるのだと思いますが、渦中にあるときは、相当な苦労をされただろうと思います。それでも困難が大きければ大きいほど前向きに頑張れる力こそが、起業には特に必要なのでしょう。

泥臭いからこそ人間味のあるサクセスストーリーでした。起業を考えている人には、この本を読んでみて、どこまで自分は頑張れるのか、自分を支えてくれる仲間はいるのかと、自分自身に問いかけてみてはどうでしょうか?ぼくは、組織は嫌だ、自由が欲しいと思いながらも、そこまでの覚悟ができていないから独立や起業はできないのだということがよくわかりました。


人気ブログランキングへ

『武器としての書く技術』 イケダハヤト

『武器としての書く技術』 イケダハヤト著 中経出版

普段この手のハウツウ本を読むことは少ないのですが、本屋で眺めていたら、なぜかこの本が目に飛び込んできました。

ブログで読ませる記事をどう書くか、そこからどう稼ぎにつなげていくのかということを、具体例を交えながらわかりやすく書かれています。

ネット上では著者への批判も多いようであるが、それだけストレートに自分の意見を出しているということであり、そこが差別化戦略なんだと思います。

すぐ読める本ですが、ブログでここまで徹底していくことは凡人ではなかなか難しいでしょう。ただ、その熱意や執着こそが、成功する者と鳴かず飛ばずで終わる者とを分けるポイントなんですよね。


人気ブログランキングへ

気分が沈んだときの対処法

日曜日の夜になると何となく気分が沈んでくることがあります。こうした現象は「サザエさん症候群」と呼ばれることもあります。

そんなときの対処法として僕が一番効果的だと感じていることは、泣くことです。感動した本やマンガ、動画などを見て涙を流すと、すっきりした気分になります。本を読むほどの気力がない場合は、You Tubeで「泣ける話」で検索すると結構泣ける動画が出てきます。鉄拳のパラパラ漫画「振り子」を見て何度も泣きました。

少し本を読む気力が残っているときにお勧めなのが、木村晴弘著の『涙の数だけ大きくなれる!』です。ひとつひとつの話はとても短いので読みやすく、感動できる話がいくつもあります。


人気ブログランキングへ

『戦前昭和の国家構想』 井上寿一

『戦前昭和の国家構想』 井上寿一著 講談社選書メチエ

本書は「戦前昭和の歴史は震災復興=国家再建の歴史である。」という視点で、社会主義、議会主義、農本主義、国家社会主義の4つの国家構想がどのように展開し、戦前昭和の創ってきたかを示しています。

この時代のイデオロギーのわかりにくいところは、左翼である社会主義(共産主義)と右翼である国家社会主義とは目指す社会のあり方が同じだという点です。日中戦争が始まり、国家が非常事態へと突入していく中で、政党は力を失い、一方で台頭してきたのは軍部と官僚です。彼らが推し進めたのが経済統制であり、ソ連の計画経済を手本としたものです。

治安維持法により共産主義が弾圧され、壊滅的打撃を受けましたが、所有権概念を制限し、農民や労働者の生活を守り、経済を国家の統制下に置こうとした軍部の政策は、共産主義者達が目指したものと変わりはありません。要するに天皇制を前提とするか打倒するかの違いだけなのです。だから共産主義者の中には、「転向」して、国家社会主義運動に参画していったものも数多くいました。

この本は、こうした国家構想の展開とその社会的背景をわかりやすく解説していて、戦前昭和史を理解する上で、大変役に立ちました。


人気ブログランキングへ

2013年7月26日金曜日

結局、菅元首相への処分は3ヶ月間の党員資格停止

参院選の東京選挙区で、菅直人元首相が民主党推薦候補ではなく、無所属候補を応援したことについて、当初は除籍処分という話でしたが、結局は多数の反対により3ヶ月間の党員資格停止で落ち着いたようです。

民主党は、東京選挙区では実質的な分裂選挙となり、結果として議席を取れませんでした。個人的には民主党が議席を取れなくても良かったとは思っていますが、この政党の規律のなさにあきれ果ててしまいます。

選挙前から民主党の惨敗は予想されており、少しでも議席を確保しようとすれば、余程結束して組織的に動いていかなければならなかったはずですが、菅氏は首相経験者としての自覚もなく、自分の勝手な信念だけで党の利益を無視した行動を取りました。それに対して、海江田代表をはじめ、党執行部は当初は議員辞職勧告、除籍といった厳しい処分を打ち出しましたが、結局は腰砕けになり、3ヶ月間の党員資格停止という軽い処分となりました。

このように組織の運営のルールが機能していない政党がかつて政権を担っていたわけですから、まともに政治が動くはずがありませんでした。安倍政権に対しては、高い支持率の一方で、保守化傾向が強まることに対して危機感を煽るメディアの報道もありますが、長期安定政権となって、まずは民主党政権で「失われた3年間」を取り戻し、まともな政治をしてくれることを期待しています。


人気ブログランキングへ

『ブッダ-大人になる道』 アルボムッレ・スマナサーラ


『ブッダ-大人になる道』 アルボムッレ・スマナサーラ著 ちくまプリマー新書


この本は、人間の苦しみは「心の問題」であること、そして一切は因縁によって成り立っていることといった、ブッダの教えの基本的な部分をわかりやすく解説しています。

一方、キリスト教を始めとする一神教に対して、信仰に導くやり方がすごく強引であり、原罪という考え方は脅しであるといった批判は、これまで一神教というものに対して漠然と感じてきた違和感をすっきりとした表現で言い表されていて、私にとっては納得のいくものでした。

生きることは「自己責任」であり、人間関係は「生きた道場」といった著者の言葉はとても力強く、小さなことでくよくよ悩まず、すべて自分の問題として捉えた上で前向きに取り組んでいかなければならないという思いにさせてくれる本でした。

人生に行き詰まりを感じたり、漠然とした不安に苛まれたときに読むと、とても心が軽くなり、前向きになれます。


民主党の存在意義

参院選で予想通りの惨敗を喫し、民主党はごたごたが続いています。

その象徴とも言えるのが菅直人元首相の除名問題でしょう。

民主党が東京選挙区で候補者を一本化したにもかかわらず、菅氏が無所属候補を応援したことが発端ですが、そもそも党で決めたことが守られないのは今に始まったことではありません。

振り返ってみれば、民主党は政権としてはデタラメでしたが、党としての方針を一度固めても後から蒸し返したり、幹部が勝手な行動を取ったりと、そもそも政党としての体を為していませんでした。決めるまでは様々な意見が出され、活発に議論をしたとしても、一度決めたら党として一枚岩になるのが本来の政党のありかただと思います。

さらに今回もひどいのは、ルールを破った菅氏の処分を決められず、先送りにしたことです。民主党はここまで惨敗したわけですから、いい加減に思想信条を共有した政治家の集団としてゼロから再出発すべきでしょう。そうなれば分裂ということにもなりかねませんが、今のままでは一体何をしたい政党なのか全くわからず、存在意義がありません。

みんなの党も維新の会もそれぞれ不協和音を抱えていますので、ここは、野党をガラガラポンで再編すべき時期だと思います。

2013年7月25日木曜日

『官僚の責任』 古賀茂明

『官僚の責任』 古賀茂明 PHP新書

この本は、官僚機構の内部にいた者の視点から、官僚の行動様式やメンタリティがわかりやすくリアルに解説されていて、官僚批判を喜ぶ人々からは受けがいいでしょう。

しかし、現行の官僚機構の弊害を取り除くための改革案として古賀氏が提示している成果主義への人事制度改革は、一昔前に民間企業でももてはやされたものの焼き直しで、運用面で課題があると言わざるを得ません。また、より根本的な原因は、政治家達が国民受けを狙って官僚をスケープゴートにしたり、都合の良いときだけ利用しようとすることではないでしょうか。

大臣が「全て自分が責任を取るから、正しいと思うこととどんどんやれ」と現場を信頼するだけでも、官僚たちがその能力を前向きに活用するようになるのではないかと思います。

そうした観点から見ると、古賀氏の官僚批判も従来からのステレオタイプの域を脱していないため、あまり建設的な提言ではないと思います。ただ、社会保障について「ちょっとかわいそうな人は救わない」という考え方は、現実を冷徹に見つめれば、正論であると評価できます。

三井住友銀がSG信託銀買収で合意

Yahooニュースを見ていたら、ロイター配信の記事で、「三井住友銀がSG信託銀買収で合意、富裕者ビジネスを拡大」という見出しが目に付きました。

ソシエテ・ジェネラル本体を買収するならすごい話ですが、日本法人の信託銀行といっても「どれほど存在感があったっけ?」という印象です。

残念ながら私自身は富裕者のカテゴリには属しませんが、ワン・オーナー企業の役員をやっていますので、いろんな金融機関のプライベート・バンキング部門の人ががオーナーに提案したいとやってきます。でもそのほとんどはつまらない投信やデリバティブ商品、あるいは保険の売り込みで、たまに不動産の情報があるくらいです。税制に関しても、一般的な解説資料を持ってきますが、そんなものに全く付加価値はなく、もっとこちらのニーズに刺さるような提案をしてもらいたいものです

日本の場合は業法の問題もあり、銀行のプライベートバンキング部門でできることは限られているので仕方がないのかもしれません。以前に比べると銀行と証券の垣根も低くなりましたが、それでも驚くような提案が出てくることはめったにありません。本当の富裕者は、お金を増やすのは自分の事業でやるので、いかに税金で自分の資産を減らさないかの方により大きな関心があるように思います

三井住友銀行の今回の買収は、顧客ベースの拡大には繋がるかもしれませんが、もっと踏み込んだ富裕者向けのサービスを考えてもらいたいものです。

2013年7月24日水曜日

『読書について他二篇』 ショウペンハウエル

『読書について他二篇』 ショウペンハウエル著 岩波文庫

この本には「思索」「著作と文体」「読書について」の三部が収められています。

19世紀に書かれたこの本の指摘は、現代の日本の状況にもあてはまり、ショウペンハウエルの着眼の鋭さと、人間の本質の普遍性を感じます。

出版業界に商業主義がはびこり、中身の薄い書籍がトレンドに乗って粗製乱造される一方で、古典的名著が書店から姿を消し、絶版になっている出版界の現状は、今に始まったことではないようです。

このように質の低い書籍が氾濫している中で、読書に忙殺され、自ら考えることを放棄してしまうことを著者は批判しています。とても耳の痛い話です。

読書を自らの思索の助けとするため、書籍の真贋を見極め、良書を大切に読んでいく習慣を身につけていくべきだと感じました。


2013年7月23日火曜日

マンション業界の憂鬱

公示価格や路線価といった公的な指標で見ると、不動産市況は底打ちという評価になりますが、安倍政権が誕生してから、大都市圏の地価は急速に加熱してきています。

年が明けてからはどのデベロッパーと話していても、「事業用地が買えない」、「売り物がない」と嘆き声が聞こえてきます。また、売り物が出ても大抵入札となるので、とんでもない高値で誰かが落札しては、「こんな価格で仕入れて採算がが取れるのか」と皆で首を傾げています。

建築費の方も復興需要やら何やらで資材の高騰以上に職人不足が深刻で、ゼネコンの方も仕事を厳選して受注しようとするので、どんどん高騰しています。

一方で、マンションの販売価格はあまり上がっていません。よく新聞などでは最近のマンションの販売は好調だという記事を見かけますが、価格はほとんど上がっていません。一般のサラリーマンの給料が上がらないと、なかなかコストを価格に転嫁することができないからでしょう。

アベノミクスの恩恵が一般の人にも及べば正常化するのでしょうが、特に中小のデベロッパーにとっては痩せ我慢の時期と言えます。売上を稼いで資金を回していくために、利益率を圧縮してでも土地を仕入れざるを得ないのです。

アベノミクスが成功すればいずれ帳尻が合うかもしれませんが、一度歯車が逆回転し出すと、リーマンショック後のように中小デベロッパーが破綻することにもなりかねません。

走り続けないと倒れてしまうし、走ることでリスクがどんどん大きくなっている、何とも憂鬱な状況です。

円安ってそんなにいいことなのか?

安倍政権が誕生してから、円安、株高が進み、何となく景気の先行きに楽観的なムードが漂っています。

そのためか、先日の参院選も自民党圧勝、ねじれ解消となりました。

何となく円安はいいことのように言われていますが、今は日本の貿易収支は赤字なんですよね。つまり円安が日本人全員にとって良かったのは随分前のことなんです。

これまでの経常黒字の積み重ねで対外資産をたくさん持っているので、利子配当収入で経常黒字は確保していますが。

円安で得をするのは海外に投資をしている企業や投資家だけで、私たち一般人にとっては円安による物価上昇のマイナスの方が大きいでしょう。

インフレターゲット2%も、円安で物価が上がるだけでは意味ないですよね。だから、株式市場にとっていいことと、普段の生活にとっていいことは違うということを理解した上で、これから出される成長戦略を見ていく必要があります。

ブログを始めました。

今日からBloggerでブログを始めることにしました。

今まで何度か挫折してきたのですが、その原因を振り返ってみると、こんな感じでしょうか。
  • ネタが尽きる
  • 友達を増やすため、コメントを返すことに追われてしまう
  • 匿名性がゆえに無理なキャラづくりをしてしまう
  • アクセスが増えず虚しくなる
  • 忙しくて一度途切れると再開するのが面倒になる
要するに、目的がはっきりしないまま、無理をしているうちに嫌になってしまうということです。
そのくせあまり工夫することを考えて来なかったのですが。

これからはあまり無理せず、マイペースで自己表現を模索していきます。