2013年7月26日金曜日

結局、菅元首相への処分は3ヶ月間の党員資格停止

参院選の東京選挙区で、菅直人元首相が民主党推薦候補ではなく、無所属候補を応援したことについて、当初は除籍処分という話でしたが、結局は多数の反対により3ヶ月間の党員資格停止で落ち着いたようです。

民主党は、東京選挙区では実質的な分裂選挙となり、結果として議席を取れませんでした。個人的には民主党が議席を取れなくても良かったとは思っていますが、この政党の規律のなさにあきれ果ててしまいます。

選挙前から民主党の惨敗は予想されており、少しでも議席を確保しようとすれば、余程結束して組織的に動いていかなければならなかったはずですが、菅氏は首相経験者としての自覚もなく、自分の勝手な信念だけで党の利益を無視した行動を取りました。それに対して、海江田代表をはじめ、党執行部は当初は議員辞職勧告、除籍といった厳しい処分を打ち出しましたが、結局は腰砕けになり、3ヶ月間の党員資格停止という軽い処分となりました。

このように組織の運営のルールが機能していない政党がかつて政権を担っていたわけですから、まともに政治が動くはずがありませんでした。安倍政権に対しては、高い支持率の一方で、保守化傾向が強まることに対して危機感を煽るメディアの報道もありますが、長期安定政権となって、まずは民主党政権で「失われた3年間」を取り戻し、まともな政治をしてくれることを期待しています。


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