2013年9月1日日曜日

軽く流して読むのにちょうどいい「タモリ論」

笑っていいとも!が始まってもう30年以上になるんですね。

番組が始まった頃は、それまでのタモリのイメージって、どちらかというと深夜番組が似合いそうなちょっとアナーキーな感じだったので、昼の番組ってどうなのかなって、子供心ながらに思った記憶があります。

それが日本のお昼の顔として不動の地位を占め、お笑いのBIG3と呼ばれながらも、「たけし」や「さんま」と違い、いまひとつ強烈な個性が見えてこない「タモリ」という存在を、これまであまり意識をしてきたことはありませんでした。

この「タモリ論」という本は、著者がタモリへの「愛」「リスペクト」を好き勝手書いたもので、「論」というほど高尚なものではありませんが、今まであまり考えてもみなかった「タモリ」という存在の不思議さを気付かせてくれた、ぼくにとってはちょっと変わった本でした。

著者の言葉をかれれば、タモリが30年間お昼の生放送の司会を務めて気が狂わないのは、自分にも他人にも何ひとつ期待をしていないから、ということになります。そのため、著者は「タモリ=絶望大王」と呼んでいます。

また、赤塚不二夫氏の告別式でタモリが読み上げた弔辞が紹介されていましたが、とても感動的でした。タモリが芸能界に入るきっかけとなったのも赤塚不二夫氏からの誘いだったんですね。

また、吉田修一氏の『パレード』から、「わらっていいとも!」についての鋭い考察を引用しています。
「笑っていいとも!」ってやっぱりすごいと思う。一時間も見ていたのに、テレビを消した途端、誰が何を喋り、何をやっていたのか、まったく思い出せなくなってしまう。「身にならない」っていうのは、きっとこういうことなんだ。
日常の興味と違ったものに触れるという点では、こんな本もたまにはいいかなと思います。



人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿