2013年8月3日土曜日

読書の方法に迷いが出たときに読む本

本をいくら読んでも内容が頭に残らなくて虚しさを感じることはないでしょうか?

小説なら読んでいる間が楽しければそれでもいいのかもしれませんが、ビジネス書や専門書などは、読んで内容を吸収することが目的なので、どのように読めば効果的なのか知りたくなることがあります。この本を読めば、そうしたニーズに応えてくれることでしょう。

第Ⅰ部は「本をどう読むか」と題して、大量の本を読み続けている著者の読書法が、具体的に解説されています。本の読み方を「熟読」「超速読」「速読」の3つの手法に分類し、それぞれの読み方やノートの作成方法が示されています。本を読む場合は、すべての本をはじめから終わりまで全部読む必要はなく、どのように効率良く読み、必要な情報をインプットするかが大切ですが、紹介されている著者の手法は十分マネできるものだと思います。

第Ⅱ部は「何を読めばいいか」と題して、社会の様々な事象を理解するために必要な基礎知識をどのように補っていくかが示されています。これは読書法というよりは、著者による教養講座といった内容ですが、現在起こっている社会現象を理解する上で、教養が必要であり、具体的には幅広い分野で高校レベルの知識を必要だということがわかります。

第Ⅲ部は「本はいつ、どこで読むか」と題して、限られた時間で読書のための時間をどう捻出するかについて書かれています。これも読む本や目的によって時間の使い方や適切な場所があることがよくわかります。

この本を通して、著者の教養のすごさに圧倒されてしまいますが、自分にできそうなものから少しマネてみると、読書というものがより深いものになっていくのでないでしょうか。


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