2013年8月5日月曜日

リニア中央新幹線のルートについて考える

産経新聞から配信されたニュース「JR東海、京都のリニア誘致に辟易 ”上から目線”の要望に「えっ?」」を読んで、恥ずかしながら、リニアのルートがほぼ決定されていること、そして京都がそのルートから外れていることを知りました。

京都出身のぼくとしては、やはり、これまで新幹線の「ひかり」も「のぞみ」も停車してきたので、当然リニアも京都に来るだろうと思っていました。京都のロビー活動が甘かったのでしょうか?

ただ、新幹線がありながら、何のためにわざわざ莫大な費用をかけてリニアを開通させるかということを考えると、やはり移動時間の短縮が最大の目的のはずです。それなら、東京と名古屋と大阪に停まれば十分なのではないでしょうか?それを、自分の県を通るのなら県内に駅を造れとか、それなら自分の県を通れとか、いろいろ言い出すと、結局中途半端なものになってしまいます。

地方分権が、あたかもいいことのように言われていますが、国として最適な輸送手段のあり方や交通網の整備は、地方分権だけでは達成できないでしょう。とは言っても、これまで政府のやってきたことは、力のある国会議員の出身地を優遇してきたわけですから、偉そうなことは言えないのでしょうが。

名古屋-大阪間のルートの話をすれば、リニアが京都に停まらないのは残念ですが、大阪に停まるのであれば、仕方がないと考えるべきでしょう。むしろ奈良に停まる必要性があるのかも疑問に感じます。

リニアは新幹線に比べて劇的に速くならなければ、意味がありません。多額の費用をかけて、駅を沢山造っては、無意味です。大災害時の代替手段としての役割だけであれば、北陸新幹線を早期に大阪まで延長させた方がよほどコストがかからないのではないでしょうか?


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