2013年8月14日水曜日

疲れた心を癒してくれる一服の清涼剤

加藤諦三先生にはこれまで何度も助けられました。といっても、あくまで著書を通じての話ですが。

具体的な悩みがあるわけでもないのに、心に疲れを感じることがあります。自覚しているうちはまだ大丈夫なのだろうと思いながらも、思い心をひきずりながら小手先で仕事を凌いでいると、どんどん心の疲労が溜まっていきます。

これがひどくなると「うつ」になるのでしょうが、幸いこれまで何とかやり過ごしてきました。その時にお世話になったのが加藤先生の著書です。

読んでいくと心に突き刺さる言葉もたくさん出てきますが、だんだん自分を肯定できるようになってきます。この本の中で印象に残った言葉を書き出しました。
心の病弱な人は生きているだけで偉い 
葛藤は重荷となって心を疲れさせる 
自分の不幸を嘆く人のまわりに人は集まらない 
「不幸」は偽装された憎しみ  
「不幸」は「愛してほしい」という心の叫び 
自分を抑えすぎるから、生きることに疲れる 
人類を愛することはやさしいが、隣人を愛することは難しい 
体の怪我は見えるが、脳の怪我は見えない 
「元気を出せ」は生きる気力を奪う言葉 
周囲の人に迷惑をかけても、とくかく休もう 
惨めな人間関係の牢獄から逃れよう 
生きるエネルギーを回復すれば世界は違って見える 
自分のためだけの一日を実行する
ものすごく気分が沈んでいて、何もする気にならなかったときに、「心の病弱な人は生きているだけで偉い」という言葉を見つけました。目にした瞬間、思わず涙が出てきて、そのあとで心がスーッと軽くなった経験があります。誰かに癒しの言葉を掛けてほしかったのだと思います。

ストレスの多い時代ですから、ときには心を休めることも必要ですね。



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