加藤諦三先生にはこれまで何度も助けられました。といっても、あくまで著書を通じての話ですが。
具体的な悩みがあるわけでもないのに、心に疲れを感じることがあります。自覚しているうちはまだ大丈夫なのだろうと思いながらも、思い心をひきずりながら小手先で仕事を凌いでいると、どんどん心の疲労が溜まっていきます。
これがひどくなると「うつ」になるのでしょうが、幸いこれまで何とかやり過ごしてきました。その時にお世話になったのが加藤先生の著書です。
読んでいくと心に突き刺さる言葉もたくさん出てきますが、だんだん自分を肯定できるようになってきます。この本の中で印象に残った言葉を書き出しました。
心の病弱な人は生きているだけで偉い
葛藤は重荷となって心を疲れさせる
自分の不幸を嘆く人のまわりに人は集まらない
「不幸」は偽装された憎しみ
「不幸」は「愛してほしい」という心の叫び
自分を抑えすぎるから、生きることに疲れる
人類を愛することはやさしいが、隣人を愛することは難しい
体の怪我は見えるが、脳の怪我は見えない
「元気を出せ」は生きる気力を奪う言葉
周囲の人に迷惑をかけても、とくかく休もう
惨めな人間関係の牢獄から逃れよう
生きるエネルギーを回復すれば世界は違って見える
自分のためだけの一日を実行するものすごく気分が沈んでいて、何もする気にならなかったときに、「心の病弱な人は生きているだけで偉い」という言葉を見つけました。目にした瞬間、思わず涙が出てきて、そのあとで心がスーッと軽くなった経験があります。誰かに癒しの言葉を掛けてほしかったのだと思います。
ストレスの多い時代ですから、ときには心を休めることも必要ですね。
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